自信が、協働の学びを支える ― 4年生算数「小数」―
今年度、TOCO-TONとして1年生から9年生まで、各学年の単元を通した授業づくりに取り組んでいます。
単元を通して学ぶ子どもたちは、どのような姿を見せるのか。発達段階によって、どのようなサポートが必要なのか。実際に授業をしながら、担任の先生方と一緒に考えています。
現在は、4年生と算数「小数」を学んでいます。
授業をしていて驚くのは、子どもたちの発想の豊かさ。問いを投げかけると次々に意見が出てきます。その考えをどうつなぎ、学びを深めていくか。教師にも工夫が求められます。
今回、特に大切だと感じているのが、子どもたちの自信を育てることです。
自分で答えを確かめる。丸をもらう。「いいね」と認められる。
こうした経験を重ねることで、「自分にもできる」「考えを言ってみよう」という気持ちが育っていくのではないでしょうか。
一方、小数の学習には難しさもあります。0.1や0.01という小さな数を、十等分する関係として実感的にとらえることは簡単ではありません。具体物や図を使いながら、目に見えにくい数の世界をどうイメージさせるか、試行錯誤が続いています。
また、OPPシートによる振り返りも伸びしろがあります。何が分かったのかを言葉にすること、さらに自分の学び方を振り返ること。子どもたちが書いた言葉を手がかりに、教師からのコメントを通して少しずつ表現を広げられるよう、ともにがんばります。
協働の学びは、ただ話し合う時間を設ければ成立するものではありません。
一人一人が自信をもち、自分の考えを安心して表現できること。その積み重ねが、友達と学び合う力につながっていくのだと感じています。
4年生の子どもたちの可能性を感じながら、担任の先生とともに授業づくりを続けています。